#01 花粉症

花粉症とは

スギ花粉に代表する花粉を体内に取り込むことにより、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみ・充血、皮膚のかゆみが起こる現象です。主な原因として春はスギ、ヒノキ、秋はブタクサが挙げられます。

花粉症は早めの対策が鍵

スギ花粉症のシーズンは2月から4月がピークです。
症状がひどくなってから治療を始めるより、症状の出る前から治療することで症状の重症化を防ぐことができます。
スギ花粉症の場合、症状がなくとも4月末までは治療を継続することが大切です。

生活の中でできる花粉対策

花粉飛散が多くなる時間帯はできるだけ外出しないようにしましょう。スギ花粉は晴れて気温が高い日、空気が乾燥して風が強い日、雨上がりの翌日や気温の高い日が2~3日続いたあとに大量に飛散します。また、一日の中でも12~13時、18時~19時に多く飛散します。

外出時はマスクやメガネの着用をすることで体内に取り込む花粉の量を減らせます。
また表面のつるつるした素材の衣服を着用することで花粉を付着しにくくすることが可能です。

帰宅時は衣類や髪の毛を軽く払って花粉を取り除いてから家に入りましょう。
花粉の飛散シーズンは洗濯物を外に干さず、部屋干しで対応しましょう。
室内は湿度を40~60%に保ちましょう。
のどや鼻の乾燥を防ぎ、花粉の浮遊を少なくできます。空気清浄機も効果的です。

花粉症のくすり・治療法

抗アレルギー薬の内服薬・点眼薬。鼻噴霧用ステロイド薬(点鼻薬)の3点が主な治療薬となりますが、その他舌下免疫療法、注射・レーザー治療もあります。重症度に合わせて使い分けます。

症状が軽い場合は市販薬でも対応可能です。医療用と同成分の製品が発売されています。薬局やドラックストアで購入可能ですので登録販売者や薬剤師にご相談ください。

薬の成分によっては眠気や集中力の低下の副作用が出ることがあります。
特に運転が禁止されているものもあるので、市販薬を服用する際は、薬剤師・登録販売者の説明をよく聞き、添付文書をよく読んでから服用してください。

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